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QandAびんについてのQ&A  

Q-3  ビンを資源として出すとき、
       どうして色別に分けなくちゃいけないの?
A-3  いったん着色されたガラスびんから
       色を抜くことはできないためです。

ビンにはそれぞれの色を出すために異なる金属(着色剤)が使われており(たとえば青色ビンならコバルトや銅、緑色ビンならクロムなど、茶色ビンなら鉄と硫黄)、いったん着色されたガラスびんから色を抜くことはできません。

そのため、たとえば茶色のビンを作るためには茶色ビンのカレットだけを原料として使わなければならないのです。「その他の色」のビンは、まとめてカレットとして再利用され、性能的には何も問題ありませんが、色が一定しないので用途が限定されます。(日本ガラスびん協会HP等による)

Q-4  ビンのリユースの仕組みは
       どうなっているの?
A-4  びん商や洗びん工場でビンを洗ってから
       中身をビン詰めします。

学校給食の牛乳ビンの場合、その牛乳を製造している乳業メーカーがP箱と呼ばれるケースに詰めて配達し、飲み終わった牛乳は再びP箱に詰められて、乳業メーカーが配達時に引き取ります。工場に戻った空きビンは、洗浄したうえで中身の牛乳をビン詰めし、再び出荷されます。洗浄されたビンは、傷がついたりしていないか、検査機や人の目で厳重にチェックされ、傷がついているビンはカレット工場に送られてリサイクルされます。

日本酒やビール、清涼飲料水など、市版されているリユースビン飲料については、酒屋さんが配達の際に空きビンを回収したり、消費者が購入店に返したりして店舗に戻されます。そこから品目ごとに専用のP箱に詰められて、びん商と呼ばれるリユースビンの洗浄を専門に行う業者に送られます。びん商ではビンの洗浄・検査を行ったうえで、それぞれの品目に応じて飲料メーカー・酒造メーカーの工場へ納品します。ここで再び中身が詰められて出荷されます。
ビール瓶の場合、出荷されてから平均4か月ほどで戻ってくるので、1年に3回転します。耐用年数は8年ほどなので、傷がつかなければ1つのビンが20~30回はリユースされることになります。ビール瓶は95%という高いリユース率を維持しています。

いずれの場合でも、ビンが配送の過程で傷つかないよう、専用のP箱に入れて運ぶことが、1つのビンを何十回もリユースするためのポイントです。一部の自治体ではリユースビンも資源回収の品目に加えていますが、この場合はP箱に入れて回収・運搬することが難しいため、傷がつきやすくなります。リユースビンはやはり買ったお店に戻すことが基本です。

なお、ビール瓶についてはデポジット(預り金)制度が採用されています。販売時にあらかじめリユースビンの代金を預り金として1本あたり5円上乗せし、空きビンが戻ってきた段階で預り金5円を返金する仕組みです。日本酒の1升瓶についても、一部の酒販店では戻したときにいくらか払っていますが、これは預り金を返金しているわけではなく、ビンを有価物として買い取っているものです。日本酒の場合、販売価格にビン代の預り金は上乗せされていないので、デポジット制度ではありません。

Q-5  ビンのリサイクルの仕組みは
       どうなっているの?
A-5  色別に細かく砕いてカレットにしたうえで、
       またビンなどに再生されます。

ワンウェイビン(リユースできないビン)については、まず家庭からは色別(一般的には無色透明、茶色、その他の3種類)に分けて回収場所に出します。その際、キャップは必ず外します。ビンの口に密着してついているプラスチックの中栓などは、無理に外す必要はありません。また、軽く中をすすいでから出します。ほかに排出段階で注意する点は、耐熱ガラス(ガラス製の鍋やフライパン、コーヒーサーバー、哺乳瓶など)やクリスタルガラス、照明・建材用ガラスを混ぜないことです。ガラスビンはけい砂・石灰石・ソーダ灰でできていますが、これらのガラス製品は組成が異なるので、リサイクルの妨げになります。

家庭から排出されたビンは自治体や委託業者が回収し、自治体や民間の選別施設に持ち込まれて、色の異なるビンやガラスビン以外の異物を取り除きます。そしてカレット工場に運ばれ、細かく砕いてラベルなどの異物を除去し、カレットというガラスビンの原料に加工されます。いったんカレットになってしまうと、耐熱ガラスなどビンの原料として適さないものが混じっていても取り除くことは不可能です。だからこそ、排出段階できちんとルールを守ることが大切です。

再生原料であるカレットをガラスビンの原料として使えば使うほど、天然資源もエネルギーも節約できます。カレット使用率を10%増やすと、約2.5%の省エネルギーになります。現在、ガラスビン1本あたり平均で約75%のカレットが使われています。

カレットはガラスビン工場に送られ、次のような工程を経てガラスビンが作られます。
①調合・溶解…必要な原料の重さを量り、ミキサーで混ぜ合わせた後、窯の中に入れて約1500℃の高温で溶かしてガラスを作ります。
②成形…溶かしたガラスから、ビンを作るのに必要な量を切り取り、そのかたまり(ゴブ)を金型に入れてビンの形にします。
③徐冷…熱を持っているガラスビンを急に冷やすと、ゆがんだり壊れやすくなるため、少しずつ冷やしていきます。
④検査…サイズ、形、細かい傷などを、検査機や人の目で厳しくチェックします。

*参考文献/ガラスびん3R促進協議会発行「ガラスびんで学ぶ3R」、3R推進団体連絡会発行「容器包装の3R リサイクルの基本」

 

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