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QandAペットボトルについてのQ&A  

Q-1 ペットボトルはリユースできないの?
A-1  内容物の吸着・浸透、熱変形、傷つきやすい等の短所が
        あるため、一般に多数回の繰り返し使用には向きません。
       

素材としてのPET樹脂は、リユースが行われているガラスと比べて、内容物の吸着・浸透、熱変形、傷つきやすい等の短所があるため、一般に多数回の繰り返し使用には向きません。また、万が一、有害薬品等の異物が入れられたペットボトルがリユースされた場合、有害物質が内壁より吸着されて、洗浄しても残ってしまい、リターナブルペットボトルの内容液に再溶出する危険性があるなど、安全性の完全な確保が難しいという問題があります。


環境省主管の「ペットボトルを始めとした容器包装のリユース・ディポジット等の循環的な利用に関する研究会」は、2009年に「ペットボトルリユース実験結果の取りまとめ」を発表しました。それによると、LCA(ライフサイクルアセスメント)評価では、店頭販売ではリターナブルペットボトルが85%~90%の高い回収率を確保することが難しいため、ワンウェイペットボトルの方が環境負荷が小さくなり、宅配販売については90%以上の回収率を確保し、かつ輸送距離が100km未満の条件を満たせばリターナブルペットボトルの方がワンウエイPETボトルより環境負荷が小さいとの結果が確認されました。

また、ライフサイクルコスト比較では、概ねワンウェイペットボトルのコストが優位の傾向となっています。(ペットボトルリサイクル推進協議会HP等による)

Q-2  ペットボトルを資源の日に出すとき、
       キャップやラベルは取らなきゃいけないの?
A-2  物理的にリサイクルできないということはありませんが、
        より質の高いリサイクルにつながります。

キャップやラベルの材質は、ペットボトル(ポリエチレンテレフタレート)とは異なります。キャップは、密封性を得るため、主に軟らかいPP(ポリプロピレン)樹脂が使用されています。ラベルは、シュリンクラベルには熱収縮性の良いPS(ポリスチレン)フィルムなどを、ロールラベルには作業性と軽量化を配慮したPPフィルムなどを使用しています。


ただ、リサイクルの工程では光・水・風・磁力・X線等様々な手段により、PET樹脂と他の樹脂等とを分離させることができます。一般に、キャップには比重分離が、ラベルには風力分離が有効とされます。したがって、キャップやラベルが混入しても物理的にリサイクルできないということはありませんが、排出段階でキャップやラベルを取り除けば、不純物の混入率がそれだけ低くなり、より質の高いリサイクルにつながるのです。


ただし、各市町村におけるリサイクルの仕組みが異なっているため、具体的な排出方法についてはそれぞれの市町村のルールに従う必要があります。たとえば、ペットボトルとプラスチック製容器包装を混合収集して、中間処理施設で手選別している市町村では、ラベルがあった方が選別しやすいという事情があります(材質はペットでも、オイル入りのドレッシングなど「その他プラスチック製容器包装」に分類されるものもあるので、ラベルの表示がないとどちらに分別したらいいか判断できないケースがあるためです)。


また、一般的にはつぶして出す方が収集運搬効率が良くなるので、多くの自治体でつぶして出すことを推奨していますが、選別機を導入している自治体では機械がつぶれたペットボトルを他の素材と誤認してしまう場合があるので、「つぶさないで出してください」とアナウンスしている市町村もあります。(ペットボトルリサイクル推進協議会HP等による)

Q-3  エコキャップ運動って環境にいいの?
A-3 さまざまな問題点が指摘されています。

エコキャップ運動とは、ペットボトルのキャップを回収し、売却金を開発途上国の子どもたちのワクチン代として寄付する運動で、2005年に活動呼びかけが始まりました。NPO法人エコキャップ推進協会などが運動の中心となり、全国の学校・企業・病院などに広がっています。同NPOの場合、キャップ1kg(430個)あたり15円でリサイクル業者に売却し、うち10円を「世界の子どもにワクチンを日本委員会」に寄付しています。


 ただこの運動については、キャップを回収してリサイクル業者に運搬するのに大量の二酸化炭素が排出されていること、子どもたちがキャップを集めるため必要以上にペットボトル飲料を購入するという事態になりかねないこと、寄付の運動としては効率が悪く、キャップを集めて運搬する手間をかけるより1円でも2円でも寄付した方が多額の寄付が集まることなどの問題点が指摘されています。(ペットボトルリサイクル推進協議会HP等による)

 

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