home > トピックス> 廃棄物減量等推進員の交流大会を初めて実施しました!> 関東交流大会

topicsごみ減量ネットワークからのホットな話題

廃棄物減量等推進員の交流大会を初めて実施しました!

関東交流大会

日 時  2012年1月29日(日) 10時30分~13時
会 場  アウラホール(東京都多摩市)
主 催  ごみ減量ネットワーク
協 力  特定非営利活動法人東京・多摩リサイクル市民連邦

<廃棄物減量等推進員活動事例発表>

1.東京都国分寺市

 国分寺市には廃棄物減量等推進委員会という組織があり、ごみ減量・資源化の啓発活動をすること、現場で市民の声を聞き行政に働きかけていくことを目的としています。この制度は平成8年にスタートしました。国分寺市では廃棄物に関する講座を開催しており、この講座の修了者が市長より委嘱されて推進委員となります。委員は現在61名、報酬はありませんが、ボランティア保険への加入、ユニフォーム、旗の作成、各種イベントへのバック・アップ、その他会場の手配などで、行政のサポートがなされています。推進委員会の役員は10名で、委員長、副委員長、書記、そして1~5までの地域代表の5人となっています。国分寺市内を5つに分けて、その地域に住む推進員によって、地元の実情に沿った地域発の活動を展開しています。主な活動は次のとおりです。

①ごみ減量啓発チラシの配布…昨年はじめて実施。3・11の震災の影響による節電対策としての清掃センター機能低下に伴う、ごみ減量の緊急チラシを、推進員が自治会に届けて回覧での周知をお願いしました。スーパーマーケットの店頭でも少し配布しました。

②イベント参加…国分寺まつり、環境まつりで推進委員会のブースを出して、分別クイズなどを実施することにより啓発活動を行いました。環境まつりでは、クイズの他に食器のリユース、「もったいない食器市」も開きました。リユースできそうな食器を744㎏展示し、リユースされたのが644㎏ありました。「次もぜひ」という声も多く、もったいない食器市は好評の内に終了いたしました。

③情報紙『ゴミダイエット かわらばん こくぶんじ』の発行…平成22年12月に第1号を発行し、年3回の計画で現在第4号まで発行しています。

④地域での活動… 第5地域では、地域会を毎月欠かさず開催しています。また、リサイクル啓発活動として、分別体験会および分別クイズ会を開催しています。自治会に働きかけをして、共催という形で力添えをいただいています。小学校と連携して、子どもたちに分別体験をしてもらう環境教育活動も行っています。

 このほか、委員の個人活動事例として、生ごみの天日干し実験のことが紹介されました。直径35cmのネットに野菜のくずなどを入れて、ベランダで乾燥させるものです。たとえば野菜くず250g入れると、4時間で約30%、8時間で約40%の水分が飛びます。バナナの皮を入れると、4時間で重量が約半分になるということがわかりました。そこで、自宅から出る生ごみを1年間同じように乾燥させ続け、ごみ量を計量したところ、1人1日当たり220gとなり、市全体の平均の半分以下に減らすことができました。曇天下でも、ある程度の効果があることも判明しました。

2.東京都町田市

 町田市真光寺3丁目の町内会の推進員を務めている島田さんから、地域でリサイクル広場真光寺を設立した取り組みの紹介がありました。推進員になって最初に取り組んだのは、市の回収日に町内を2回ほど巡回すること。そこで目にするあまりにも多いごみの量に、何とか減らせないかと思うようになったのは2年目を迎えた頃でした。自分にできることは何かないかと考え、家庭用生ごみ処理機を市が推進員に1年間無料貸し出しをする制度を利用しました。すると、10か月の集計で生ごみが10分の1以下になり、可燃ごみが40%以上減りました。
 リサイクル広場作りは、2009年4月の総会で提案されたのがことの発端です。念願の町内会館が完成し、隣接の土地が多目的広場として利用できることになったため、その広場を活用して、町内会の活性化のために、真光寺3丁目を誇れる町にしようというものでした。約5か月の間に準備委員会を5回ほど開き、目的の共有化から始まって組織づくり、備品などの調達、広報などさまざまな準備を役割分担して進め、2009年9月6日にリサイクル広場真光寺が開設されました。
 リサイクル広場は毎週日曜日、10時から14時まで開設しています。開設から2011年12月までの約2年3か月で、開催日数は119日、利用者数が5956名、取扱い品16品目の収集量32043㎏。内訳は古紙・段ボールが55%。陶磁器・ガラス製品が21%。使い古しの土や落ち葉、草、剪定くずなどが9%。家庭金物が6%。その他9%となっています。収集した品目のうち、90%はリサイクル広場真光寺で処理し、10%を町田市にお願いしています。古紙・段ボール、牛乳パック、アルミ缶については毎週業者が買い取りに来てくれます。家庭金物、スチール缶、陶磁器、ガラス製品は月2回、地元の業者が無料で引き取ってくれます。使い古しの土や落ち葉、草、剪定くずなどは、広場に堆肥塚を作って、そこに集積して堆肥にしています。生ごみについては毎週契約した農園に持って行き、肥料にしています。紙容器、洗剤の計量スプーン、ペットボトルのふた、パン袋の留め具、廃食用油、ビデオ・テープ、プリンターのインク・カートリッジなどは、月に1回町田市に引き取りをお願いしています。
 島田さんはこれまでの取り組みを振り返り、「いい仲間に恵まれ、仏教の忘己利他という教えを実感しつつ毎週和気藹々で楽しんでいる」と話しています。

<交流会>

 A~Cの3グループに分かれてフリーディスカッションを行いました。

 Aグループでは、それぞれの市町村によって廃棄物減量等推進員の制度が違うことがまず話題となりました。報償金も無償のところもあれば数千円のところもあります。また、ごみの分別や集団回収の品目についても、自治体による違いがあります。推進員の活動にあたっては、行政とのコミュニケーションをいかにとるか、また住民も行政任せにせずごみをいかに自分の問題として意識するかが大切との指摘がありました。

 それではBグループでは、戸別収集とステーション収集の問題点が話題になりました。調布市ではステーション収集から戸別収集に切り替えたことから、回収が家の前からになるため、推進員が分別がきちんとされていなくても指導ができなくなるということでした。ステーション収集についても、集められたごみが分別されていなかった場合にどのように指導するのか、誰が出したごみかをどうやって特定するのかが難しいという話がありました。一般の市民に対してごみ分別や減量をどう伝えていくかということは、どの地域でも共通の課題で、「アパートなどについては管理者を通して伝えられるが、一戸建ての市民に対しては、近所と協力してごみ清掃のイベントを行うとか、回覧板などを通した周知が必要」といった意見が出ました。

 Cグループで一番盛り上がったのは資源の集団回収のことで、非常にうまくいっていますという所と、ちょっと難儀しているという所がありました。いくつか論点として出たのが、集合住宅が多い所と、一戸建てが多い所で、取り組みの工夫をどのように違える必要があるのかということとか、集合住宅の中でも集団回収をしない人がいるときに、どのような手立てを考えているかとか、そうした具体的な集団回収をうまくいかせるための工夫についての議論が出ました。不法投棄については、推進員が全くタッチしていない所もあれば、不法投棄の巡回を主体的にやっている所、啓発を含めて自主的な取り組みをしている所もあります。推進員の役割も市町村によってそれぞれ違うということがわかりました。

 

トピックスのトップに戻る